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その仲間
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第3回 明治神宮拝領の花菖蒲
第2回 バラ‘天津乙女’
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花卉園芸課職員からの情報発信ページです。
園芸技術担当者視点のおすすめ花情報などを掲載していきます。

第5回 ヒガンバナとその仲間 担当 花卉園芸GP 2004.09.10

ヒガンバナお彼岸の頃,見頃になることからその名がついた彼岸花。
今年(2004年)は夏の猛暑や台風の影響で,例年に比べ開花が1週間ほど早く,園内のあちこちですでに咲き始めています。
彼岸花は園内におよそ1万本。梅園の斜面が園内で最もボリュームがあり,9月中・下旬頃には,赤いヒガンバナ,シロバナマンジュシャゲ,わずかに遅れて黄色のショウキズイセンが開花し,3種類を同時に見ることができます。(写真は2003年のものです。)
また日本庭園や花菖蒲園でもヒガンバナとシロバナマンジュシャゲの群落が見られます。
フラワーパークの主な種類は次の通りです。

ヒガンバナ
日本,中国原産 ヒガンバナ科の球根植物。9月中旬に開花。日本のヒガンバナは染色体が3倍体で結実しないが,中国には結実する2倍体が自生する。高温乾燥状態では開花が遅れるが,今年は台風で雨が多かったため平年より1週間早く開花した。 ヒガンバナ
シロバナマンジュシャゲ
シロバナマンジュシャゲヒガンバナの2倍体とショウキズイセンとの交雑種とされ,中国原産と思われる。9月中旬に白花または,わずかに桃色の筋が入った花が咲く。
ショウキズイセン
ショウキズイセン中国,九州南部原産。ショウキランと呼ばれてきたが,ラン科にも同名の植物があるのでショウキズイセンと呼ばれるようになった。
ナツズイセン
8月上中旬に開花する。ピンク色の大輪花。
リコリス・スプレンゲリー
中国雲南省原産。花弁の先が青色を帯びたピンク色の花。
リコリス・ジャクソニアナ
中国原産のスプレンゲリ種とヒガンバナ2倍体種との交雑種。
開花期は8月下旬から9月上旬。濃桃色から桃色の花を多数着ける。
リコリス・インカルナータ
中国原産。開花期は8月。淡いピンクの花弁に濃いピンクの縦線が入る。


第4回 イエライシャン(夜来香)の花 担当 温室園芸GP 2004.07.06

フラワーパークの大温室「クリスタルパレス」で,南アジア原産のイエライシャンと台湾原産のタイワンイエライシャンの花が同時に咲きました。
イエライシャンはナス科のヤコウボク(夜香木)。ユリ科のチューベローズ(月下香)とともに夜香る花として有名です。
イエライシャンは今月中旬,タイワンイエライシャンは今月末頃まで見ることができます。

イエライシャン(夜来香) Telosma cordata
インドからベトナム原産,ガガイモ科のつる性低木。
花は径2cm,10個くらいが垂れて咲く。花の基部は筒形,先は星形に開く。花冠の外側は淡緑色,内側は黄橙色。花は夜に咲き,心の休まる甘い芳香を周囲に漂わす。
中国では花を蒸して香水を採取したり,眼病,肝臓の民間薬とするほか,食用花としてスープに浮かべて香りを楽しむ。歌謡曲の「夜来香」で有名になった。
イエライシャン
タイワンイエライシャン(台湾夜来香) Telosma pallida
台湾原産。
花は淡黄緑色,花冠の先は大きく5裂,直径約3cm,裂片は細管状に巻く。
栽培が容易で花付きがよい。
タイワンイエライシャン


第3回 明治神宮拝領の花菖蒲 担当 花卉園芸GP 2004.06.01

フラワーパークのハナショウブ園は明治神宮のハナショウブ園とよく似た雰囲気です。
ハナショウブ田の周囲はシイやシロダモ,コナラからなる自然林で,借景はトトロの森を思わせる鹿島神社のうっそうとしたシイの森です。この森の湧き水を水源とする宮沢がハナショウブ園の水路を巡り,ヘイケボタルを養っています。
今年も720余品種,100万本のハナショウブが見頃になりました。深い森に囲まれた神秘的なハナショウブ園をごゆっくりご観覧ください。

ハナショウブ園の入り口の田には,昭和46年〜48年に明治神宮から拝領した86品種の江戸系のハナショウブを保存展示している。これらのハナショウブは色彩や花形が多様で,江戸っ子好みの粋な感じが特徴で,庭園で群生させるとより美しさが引き立つ。
当園では‘五月晴’‘深窓佳人’‘浅妻舟’‘小桜姫’‘泉川’‘玉宝蓮’などの品種を代表的な江戸系のハナショウブとして八ツ橋の上から見ていただけるように配植している。
ハナショウブ園


第2回 バラ‘天津乙女’ 担当 花卉園芸GP 2004.05.08

およそ3,000uのバラ園では,ハイブリット・ティーローズ,フロリバンダローズ,ミニバラ,つるバラなど,およそ270品種1,600株のバラを栽培しています。
今年の春バラは例年に比べて1週間ほど開花が早めで,今月15日頃が見ごろのピークになりそうです。
大温室隣のローズデッキはバラ園を一望でき,テーブルやイスが設置されているのでバラの眺めと香りを楽しみながらゆったりと休憩できます。春バラの見頃は6月上旬頃までです。

天津乙女(アマツオトメ)
1960年,寺西菊男氏作出のハイブリッド・ティーローズ。春は黄花であるが秋にはオレンジ色の縁取りの覆輪が現れる。
現在の園長が,以前12月に訪れたニュージーランド・クライストチャーチ市の「モナベル・ハウス」のローズガーデンでは,夜温が低いためか'ピース'と見違えるような花径20cmの見事な巨大輪の覆輪花をつけていたということである。
75年5月,「伊丹バラ園」の寺西氏を訪ね,バラのスタンダード仕立てを教えていただき,台木用のツクシイバラの挿し木苗を20本購入。76年9月,伸びたツクシイバラのシュートの1.2m高のところに'天津乙女'など20品種を芽継ぎして,現在のバラ園の芝生地内に定植した。
以来27年を経過し,多くは根にこぶができる根頭ガンシュ病,ホシカミキリの幼虫による食害,台風などの被害に遭い改植したが,'天津乙女'と'ピース'の2株のみが生き残った。
現在,台木の幹の直径は6.5cm,バラ園の宝として大切に見守っていきたい。見ごろは5月中旬と10月中旬。
バラ‘天津乙女’
27年生スタンダード仕立て


第1回 菊桜 担当 花卉園芸GP 2004.04.15

桜の一重咲きの花弁数は5枚ですが,八重桜と呼ばれている品種の中には,花弁が増加して二重,三重から八重咲き,そして花弁数が100〜350枚にも増加した品種を菊咲きといい,菊の花に似ていることから菊桜ともいわれます。
フラワーパークでは日本の菊桜の主な種類を見ることができます。
開花期は桜の中で最も遅咲きで,4月中旬〜下旬です。

兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ) 兼六園菊桜
兼六園菊桜
金沢市の兼六公園に伝わる最も有名な菊桜。花弁数300〜350枚。二段咲きで花の中心は濃紅色。
二尊院普賢象(ニソンインフゲンゾウ)
京都市嵯峨ニ尊院に伝わる菊桜。花弁数は200〜230枚。花色は淡紅色,つぼみは特に濃紅色。
高松稚児桜(タカマツチゴザクラ)
高松市鬼無町に伝わる菊桜。花はつぼみのときには濃紅色であるが,開花すると淡紅色,花弁の重ねの厚い菊咲き。
梅護寺数珠掛桜(バイゴジジュヅカケザクラ)
新潟県北蒲原郡京ヶ瀬村の梅護寺に伝わる菊桜。寺の言い伝えでは親鸞上人が数珠をかけた桜という。
気多白菊桜(ケタノシラギクザクラ)
石川県羽咋市の気多神社に伝わるヤマザクラ系の白花の菊桜。




はままつフラワーパーク
〒431-1209 浜松市舘山寺町195 tel 053-487-0511
お問い合わせ:info@e-flowerpark.com