更新日:2018.08.17

いろいろな食虫植物

お盆を過ぎると猛暑でこたえた夏も終わりが見えてきました。

夜はめっきり涼しくなり、いつもの調子で寝てると風邪をひきそう。

雨が降り、涼しくなり、人も植物も病気に注意です。

さて、夏休みも終わりに近づいてきました。宿題はもうじき終わりそう?

フラワーパークでは大温室クリスタルパレス内で「不思議な植物展」として変わった植物たちをご紹介しています。

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みなさんは何に見えますか?

うちらスタッフの間では左から「メロンパン」、「バンザイ」、「ながさわくん」と呼んでます。

本当の名前は「ディスキディア」、「フペルジア」、「アデニア」です。

真ん中のは偶然バンザイしているようになったのですが、この植物は下向きにも生えるところがおもしろです。

左と右は乾燥を生き抜くためにこんな形となりました。

地球上のいろいろな環境のもとで、独自に進化した植物たちの観察は「調べ学習」の参考になるかも。

そんな変わった植物の代表格は食虫植物。

栄養のないところを住む場所に選んだ食虫植物は虫をつかまえて消化、吸収することで、不足した養分を補うという技を獲得しました。

「不思議植物展」ではいろいろな食虫植物も見られます。

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ウツボカズラ。食虫植物の代表選手で、甘い香りを出して虫を誘い、つぼの中へ落っこちた虫を消化、吸収します。

つぼの大きさはさまざま。グロテスクな容姿で人気のウツボカズラも、右写真のような小さいのもあります・・・交配種ですが。

ヒナが口を開けて餌がくるのを待っているみたいでかわいいですね。

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サラセニア。こちらもウツボカズラ同様、葉が変化したつぼの中へ落ちた虫を溶かして吸収します。

シュッとした形のつぼが乱立している姿が格好いいのですが、右写真のような、ずんぐりむっくりのサラセニアもあるんです。

大口を開けて、いっぱい食べそう。

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左がモウセンゴケの仲間で右がムシトリスミレの仲間。

どちらも、ねばねば液を体にまとい、やってきた虫をもう離さない。ひっついた虫を徐々に吸収していきます。

そんなちょっぴり恐ろしいイメージのある食虫植物ですが、花は意外にもかわいらしい。

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食虫植物といえばこれを思い浮かべる人も多いでしょう。ハエトリグサ(左)です。右の写真はムジナモ。

2つともやってきた虫(ムジナモは水中の微生物)を「ぱっくん」と閉じ込めてしまいます。

しかも、誤作動防止付きで葉っぱやゴミが上に乗っかっても閉じないようになっています。

ぱっくんと捕まえる技を身につけただけでも驚きなのに、さらに無駄打ちしない。頭いい~。

今回の注目株。

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ドロソフィルム。

スペインやポルトガルの山の岩肌に生息していて、数少ない乾燥地に生きる食虫植物です。だから、これだけは食虫植物のコーナーからはずれ、サボテンやらアロエのある部屋に鉢植えで置いてあります。

この芽出しのくるくる巻きにつく、光るネバネバのつぶはとても美しいと評判です。

ちなみに

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ねばねばの罠にまんまとひっかかった虫。この虫はどうなっていくのでしょう?

観察していきたいと思います。

大温室で多種多様な植物の世界を楽しんでください。

「不思議な植物展」は9/2(日)までの展示です。

みなさまのご来園をスタッフ一同、心からお待ちしております。

パーク管理課 徳増

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