更新日:2017.11.18
変わった花
秋を飛び越して冬がやってきました。
植物の温度管理に気を使う今年ですが、あたたかな大温室のバリガーデン内では、おかしな形をした花が咲いています。
今年もやってきました。昨年より多めのエイリアンの襲来です。
この花の名前はアリストロキア トリカウダタ(Aristorochia tricaudata)です。
アリストロキアの仲間は変わった形をしたものが多いのですが、このひょろひょろ伸びた3本足に、フードをかぶったような顔、何とも昔のアニメに出てきそうな姿。
花と書きましたが、これは萼にあたり花びらはありません。メキシコ原産の花です。
夏にも紹介しました。黒猫がまたやってきました。
タッカ シャントリエリ(Tacca chantrieri)、またの名をブラックキャットともバットフラワーとも呼ばれます。
こちらも今年はよく咲いてくれます。2年前に株分けし、充実したからでしょうか?
急に冷え込んできたのでビックリしていることでしょう。少し前まで1つ前のエリアで展示していましたが、4日ほど前に温度を高く設定してあるバリガーデンに移しました。
夏より少し小さめの花ですが、う~んネコっぽい。
他にもバリガーデンの水の門周辺には
ヘリコニア プシッタコラム(Heliconia pusittacorum)です。
オレンジのものもあるし、こんな色合いのもあります。
個人的に結構好きな色合いです。
赤、オレンジ、ピンクといった熱帯の花々が咲くエリアにあるからでしょうか?
なぜかこの花を見るとニッコリしてしまいます。
オオベニゴウカン(Calliandra haematocephala)です。
赤いパフパフがたくさん咲いています。
雄しべがいくつも突き出しているので、このような形になっています。
以上、バリガーデンの水の門周辺で見られる花たちです。メインの通路から少しそれた水が落ちているところですので、通過しないようにご注意を。
他にもきょろきょと見渡せば、いろいろな花が咲いています。あっ、斑入りのバナナの実もなっています。
ただいまガーデンシアターではクリスマス展示の準備中です。
8mのモミノキに足場を立てて、飾りつけをしています。
今日の時点でほぼ完成していて、明日の夕方には足場を外し、ツリーの全容が見られます。
温室内のクリスマス展示、そして夜間開園イルミネーションは25日(土)からです。
みなさまのご来園をスタッフ一同、心からお待ちしております。
パーク管理課 徳増