更新日:2017.09.10
秋の花壇
みなさんこんにちは。
季節はすっかりと、秋ですね。
今年の夏は、雨が降らない日が続いたかと思ったらゲリラ豪雨があったり、猛暑日が続いたり、と植物達にもとても過酷な夏でした。
その夏を乗り越えたたくましい花達には、感謝とねぎらいの気持ちでいっぱいです。
そして、秋の花壇と言えば、夕暮れ時がお勧めです!
夕陽でほんのり照らされて、日中とは違う、穏やかでどこか哀愁の漂う表情に。
グラス類の穂も、より一層雰囲気が増しますよね。
こちらのグラスは、ペニセタム・セタケウム。通称パープルファウンテングラスです。
シックな色合いが秋の花壇を引き立ててくれます。
比較的耐寒性が弱いので、浜松でも冬に入る前に掘り上げて、ハウスで養生しています。
もちろん日中の光の下でも、夏とは違って、透明感のある光が花を一層美しく魅せてくれます。
色とりどりのジニアやセンニチコウ。
そして季節の移り変わり。秋という季節の趣として捉えてくれたら嬉しいなと思うのが、花の枯れ行く姿です。
賛否ご意見があると思います。
枯れた花は見せるべきではない、と。しかしながら、高台の花壇の一部では、敢えて残してあります。
黄色いルドベキアにに混じる、花が終わった後の茶色いルドベキア。一つの美しい景色に見えませんか?
花もずっと咲いているわけではなく、やはりいつか枯れて次の世代へと種を託すもの。
その姿も美しいと感じることができる、そんなシーンが作れたら良いなと、思っています。
ここでこぼれた種は、来年また、花をつけてくれることでしょう。
秋という季節だからこそ、茶色が庭の一つの色素として、受け入れてもらいやすいのかなと、思います。
私自身の、庭を見せる技術をもっともっと磨かなければ、それは伝えられないかもしれません。
植物の命を感じる、伝えたえられる、ガーデンを作りたい。
それが私の夢、精進したいと思います。
さて、私事を失礼致しました。
秋はたくさんの自然の恵みを感じることができる季節です。
ぜひ、はままつフラワーパークへ植物達の力をもらいに来てくださいね!
パーク管理課の森田でした。