更新日:2017.06.20
6月20日アジサイが見頃です。
浜名湖花フェスタ2017が終わって約1週間がたちました。
ハナショウブに少し遅れて、今はアジサイが見頃になっております。写真はハナショウブ園北側のアジサイ並木です。
ハナショウブは現在見ごろを過ぎてきており、ピーク時の4割程度まで花が減ってきております。
ハナショウブの花は、咲き始めからしぼんでしまうまでに3日程度しかもちません。
なので、開花期間中は終わった花を毎日摘み取り、お客様に元気できれいな花を見ていただけるようにしているのです。
本日も、軽トラック1杯分の終わった花を摘み取りました。
終わった花を摘み取る理由は見た目の問題のほかに、種を作らせずに、来年の花を咲かせるための株を充実させるためでもあります。
そのほかに今、園内で咲いている花たちを紹介します。
こちらは「アメリカデイゴ」という木の花です。
日本には江戸時代に渡来しました。沖縄などによく植えられているデイゴとは異なります。
花がいったん終わった7月中旬ごろに剪定をすると8月頃にもう一度花が咲きます。
芝生広場の横の子供広場へ登る坂の途中に植えられています。
まあ、なんとも秋らしい花でしょう。
季節は夏を飛び越えて秋になってしまいました。なんてのは嘘ですが、コスモスは秋に咲く花のイメージがありますよね。
コスモスはもともと短日植物と言って、日中の時間が短くなると花が咲きます。キクやアメジストセージ、皇帝ダリアなんかは短日植物ですね。
街灯の真下や、明るい店舗の前などでは、秋になっても花が咲きません。
しかし、最近のコスモスは品種改良が進んでおり、日の長さに関係なく花が咲く品種が登場しています。
夏の花壇に咲くコスモスもよいものですよ。
コスモスは木下恵介の丘の花壇に植えられています。隣には、さきほど紹介したアメリカデイゴによく似た形の花で近縁種のサンゴシトウが植えられています。
燃えるような真紅の花が青空にはよく映えます。
木下恵介の丘の横でサンゴシトウを見つけたらその隣に目を向けてください。インゲン豆に毛が生えたような実がぶら下がっています。
この木はノウゼンカズラ科タベブイア属の「キバナイペー」という木で、当園では今年は4月中~下旬ごろに黄色い花を咲かせました。
園内にはこれによく似た実を秋につけるノウゼンカズラ科キササゲ属のキササゲなども植えられています。
写真奥側の木に咲いている花がキササゲの木の花です。
その右側には上部の葉っぱが半分が白くなるドクダミ科のハンゲショウが植えられています。
シロフジ棚の池を挟んだ反対側にあります。
つり橋周辺や大温室クリスタルパレス北側の山林内などではササユリが咲いております。葉っぱが笹に似ているためこの名があります。
はままつフラワーパークではササの中にササユリが生えており、花が咲いている時期以外は本当に見分けがつきません。
色はかなり幅があり、純白に近いものからピンク色のものまで様々です。
写真を撮っていたら、カモさんがお散歩をしていました。普段は池の中にいることが多いですが、時々こうして陸地に上がってお散歩をしています。
残念ながら、今年はちっちゃい子供を連れた親子でのお散歩の風景には出会えていません。
園内でこのような光景を見かけても、追いかけまわしたり、石を投げたりしないでくださいね。
はままつフラワーパークはカモたちにとっても憩いの場なんですよ。
そして最後にフラワーパークの植物を管理している人たちからのお願いです。
これからの季節は暑くて乾燥した日が続くと、園内でこのようなスプリンクラーを見かけることがあると思います。
これは、園内のお花や樹木や芝生などに水をあげるための道具です。
子供たちにとっては水遊びの「おもちゃ」に見えますが、子供たちが触ることによって、スプリンクラーが園路の方向に向けられ、通行するお客様やフラワートレインに水がかかって
しまうといったトラブルが発生しております。
また、危機が破損してお客さまが怪我をされたり、植物が十分に水をもらえずに枯れてしまうなどといったことも考えられますので、良い子のみなさんはスプリンクラーで遊ばないようにお願いいたします。
浜名湖花フェスタが終わって静けさを取り戻した園内ですが、アジサイはちょうど今が見頃です。
まだまだ見どころいっぱいのはままつフラワーパークにどうぞお越しください。
スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ちいたしております。
運が良ければ、ついこの前の、6月10日にデビューしたばかりのフラワーパークのイメージキャラクター「ふらまる」に会えるかもしれませんよ。
パーク管理課 河合