更新日:2017.06.02
花しょうぶが咲いてきました
曇りや雨が続き、梅雨?と思いきや、今日は日が照り、風が吹きで、急激に空気が乾燥してきました。
この変化に夏バテ気味の植物たちも出てきて、水のコントロールが難しいところです。
6月に入れば主役は花しょうぶです。
現在、3分咲き。いい感じになるのは来週の中ごろかな。
このシンプルな花がノハナショウブ。
今やいろいろな品種がある花しょうぶのもとになった花です。
今咲いている花しょうぶです。
4つ目の写真は貝細工(かいざいく)という名前ですが、変な形してるでしょ。
ノハナショウブのようにシンプルなものから、花びらが大きく垂れ下がっているもの、花びらが数枚重なってぼってりしているものなどなど、いろいろな形の花があります。
花しょうぶも江戸時代に改良が盛んに行われ、日本独自の発展をした「古典園芸植物」の1つです。
花しょうぶ園全体もしとやかで美しく、1つ1つの花もしなやかで個性豊か、それが日本の花「花しょうぶ」です。
もう1つの日本の花も見頃です。
ヤマアジサイを主とした野生アジサイ園の花たちです。
アジサイといえば、学校や公園に植えられている球状の形の花が有名ですが、この清楚な花が昔から日本の山の沢周辺に生えていたアジサイです。
雨の日の野生アジサイ園は風情があってとっても素敵。
この時期、雨だからこそ味わえる雰囲気が格別です。
その他にも
芝生広場休憩所近くにある喫煙所あたりから眺めると白い花がたくさん垂れ下がっている大きな木があります。
オンブです。
南米原産なので、日本の屋外で育てている例はあまりなく、国内では最大級の大きさです。
根元が肥大してぷっくりなる姿も特徴的です。
温室東側にも小さめですが、植栽されています。
おまけ
きゅあ~! ホラー? ミイラの叫び?
これが何だか、園芸好きな方はご存知の方もいることでしょう。
キンギョソウの花が終わった後、つまりタネが入っている鞘(さや)とよばれる部分です。
写真はさかさまにしています。
フラワーパークの表舞台にあるキンギョソウは、花は終わると大抵は花がらを切ってしまうのでこの姿は見られませんが、これはバックヤードで勝手に生えてきたキンギョソウの成れの果てです。
3つ空いた穴からタネをまき散らすために、こんな形になったのでしょうか?
ちなみにキンギョソウは
こんな花です。
植物にはよく観察すると、変わったものがたくさんありますね。
そんな不思議を探しに。
みなさまのご来園をスタッフ一同、心からお待ちしております。
パーク管理課 徳増