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更新日:2017.04.02

バナナの香りの花が咲きました。

昨日の土曜日が雨だったということもあり、本日4月2日(日)はソメイヨシノがまだ1分咲きにも満たない中で、多くのお客様にお越しいただきました。

お客様の「桜はまだ咲いてないね」という声があちこちから聞こえてきました。

私たちスタッフもみな同じ気持ちで、開花が進むのを待ちわびております。

さて、本日はソメイヨシノよりひとあし先に満開を迎えた桜を紹介いたします。

こちらはヤマザクラです。つり橋からとってもよく見えます。園内でも1・2を争う桜の大きさの桜の木です。

白い花の開花と同時に赤褐色の葉が伸びてきます。

ソメイヨシノが日本中に広まる明治時代以前まではお花見の中心はこのヤマザクラだったと言われています。

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次に紹介するのは天城吉野という桜です。

国立遺伝学研究所の竹中要氏によってエドヒガンとオオシマザクラから作出された栽培品種です。

エドヒガンとソメイヨシノの種間雑種から生まれた桜はソメイヨシノがもっとも有名で普及していますが、ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの種間雑種のうちの1種でしかありません。

人間だって同じ親から生まれても兄弟はみんな顔が違いますよね。双子でなければ同じ親からでも同じ顔の子は生まれません。桜だって同じなんですよ。

この天城吉野はソメイヨシノと兄弟のような桜なのです。

20170402amagiyosino.JPG

そして、こちらはミケリア・バブルス・ミックスド・アップミスという木の花です。

神社や庭に植えられているカラタネオガタマの園芸品種で花が完全に開かないのが特徴です。

カラタネオガタマはモクレン科の常緑小高木で江戸時代中期に中国から渡来しました。花が開くとバナナのようなとても良い香りがするので別名バナナツリーと呼ばれています。

この木はメインエントランスの中の花売店の外売り場にあります。お帰りの際には、ぜひ一度寄って見ていってくださいね。

子供広場のSLの横にはカラタネオガタマが植えられておりますので、そちらもご覧ください。

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山林内では、カタクリの花も開花してきました。ユリ科カタクリ属の多年草で、昔はこの植物の鱗茎からかたくり粉をとりました。

カタクリは、バラ園から太鼓橋に降りる途中の山林内と、大温室の裏側の山林内にあります。

20170402katakuri.JPG

さて、皆様や私たちスタッフが心待ちにしているソメイヨシノですが、来週末の4月8日~9日ぐらいにはかなり開花が進んで、見ごろになってくるのではと思います。

ぜひ、世界一美しい桜とチューリップの庭園を見に来てくださいね。

スタッフ一同、皆様の御来園を心よりお待ちいたしております。

パーク管理課  河合

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