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更新日:2017.02.17

一足早い春の訪れ

立春が過ぎ、フラワーパークの園内ではセツブンソウやフクジュソウなど

早春を彩る山野草の花が見ごろを迎えています。

寒い日が続いていますが、セツブンソウやフクジュソウが咲いている

サクラ園を訪れると一足早い春を感じていただけます。

 セツブンソウはキンポウゲ科の植物で、早春に芽を出し、節分のころに

直径1㎝~2㎝の白い花を咲かせます。

関東以西に分布し、石灰岩地域に多く見られます。

今では乱獲や環境破壊などにより希少な植物になっています。

 

2017.216setubunnsou.JPG

 フクジュソウはキンポウゲ科の植物で3㎝程度の黄色い花を早春に咲かせます。

鉢植えを正月に飾ることもあり、元日草や朔日草(ついたちそう)の別名もあり、

1月1日の誕生花になっています。

北海道から九州の山野に自生しています。2017.2.16hukuzyusou.JPG

 季節は二十四節気の雨水や啓蟄(けいちつ)、春分と少しづつ春に向かっています。

 もうすぐ雛祭りですが、雛人形は雨水(2月18日)から飾ると良い言われています。

中国では、昔3月3日に水辺で身を清め、穢(けがれ)を祓う習慣があり、

やがて日本に伝わってきました。桃花節(とうかのせつ)とも言われていました。

 平安時代の貴族の間では、3月の最初の巳の日ごろに疫病が流行しやすいため、

紙や土やわらなどで簡単な人形を作ってお祓いをし、人形を船に乗せて海や川に流しました。

この、人形を水に流す習慣から雨水に雛人形を飾ると良いといわれています。

 江戸時代になると女の子が人形をもってあそぶ「ひいなあそび」と

巳の日のお祓いが一緒になって3月3日の雛祭りとなってきました。

武士や庶民の間でも雛祭りが行われるようになり、

女の人の色々な穢れ・災いの身代わりになる大切なものとし

次第に豪華な雛人形が飾られるようになってきました。

また雨水は、その年の農耕を始めると良い時期とされていて、

雨水を過ぎると少しづづ雨の回数が増えてきます。

 3月5日は啓蟄です。虫などの動物が冬ごもりからさめて、

動き出す時期とされれいます。

古代中国では蟄は虫だけではなく、蛇やカエルなどを含めた総称で、

このため虫ではない蛇にも虫辺がついています。

 カンザンジザクラ(2月中下旬見頃 濃いピンク色の花 上段写真)や

ヒナザクラ(雛祭りのころ見頃 淡いピンク色の花 下段写真)が開花し

メジロなどの小鳥も春を満喫しています。

20172.kanzannzizakura.JPG

 

2017 2.18ninazakura.JPG

 暑さ寒さも彼岸までといわれているとおり、春分を過ぎると春の訪れが感じられるようになります。

フラワーパークでも、3月18日には花フェスタが開幕し、春本番を迎え、

サクラやチューリップなど花々が咲き乱れる季節となります。

 皆さまのお越しをフラワーパーク職員一同心よりお待ちいたしております。

                             

                             パーク管理課

                             和久田

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