更新日:2016.12.26
門松が完成! もうすぐお正月!
こんにちは、パーク管理課河合です。
クリスマスも終わり、今年も残すところあと僅かとなりました。
12月23日(金)、24日(土)、25日(日)の3連休は気候にも恵まれ、非常に多くのお客様にご来園いただき、誠にありがとうございました。
また、非常に多くのお客様に御来園いただいたため、周辺道路で交通渋滞が発生し、お客様や周辺住民の方、道路をご通行の方に大変ご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
さて、クリスマスが終われば、もうあといくつか寝るとお正月ですね。
はままつフラワーパークでは、早春展示の準備を進めております。
その主役となるのが、メインエントランスの前にそびえる高さ357cmの門松です。
門松は年神様が寄り付く場所とされており、玄関や門の前に飾られます。
はままつフラワーパークの門松は、竹を竹林内から切り出すところから行っています。
次に竹の先端を斜めにカットして、縄でフラワーパーク伝統の海老結びという飾り結びで竹を束ね、松や梅、葉ボタンなどの装飾を施していきます。
ここからは、縁起がいいとされる門松について紹介させていただきます。
まずは、この縄の結び方です。先ほども少し紹介いたしましたが、これは海老結びと言って、はままつフラワーパークの伝統的な縄の結び方です。
触覚と胴体、尻尾で構成されています。どうでしょうか。海老に見えますでしょうか?
竹を束ねる縄の部分も上から順に3本、5本、7本と門松の高さ357cmと同じく、割り切れない縁起のいい数字となっています。
上の写真は、5本結びですので、真ん中の段のものです。
次に、こちらの写真をご覧ください。竹を斜めに切ったところの断面の下のほうが笑っているように見えませんか?
「笑う門には福来たる」なんてことわざがありますよね。来年もはままつフラワーパークを訪れるお客様にたくさんの福が訪れるようにとの思いを込めて製作いたしました。
この竹の斜め切りは浜松市にゆかりのある武将、徳川家康が始めたものと言われています。
こちらは梅の花です。通常屋外では梅の花はお正月にはまだ咲きませんが、はままつフラワーパークでは、採取した梅の枝を暖かい温室内で管理し、門松の展示に合わせて開花するように調整しています。写真は向かって左側の門松の梅です。反対側の、向かって右側の門松はには、紅梅が開花し始めています。
写真には写っていませんが、当園の門松の梅の枝先には花のついていない、長く伸びた枝が数本ついております。これには、物事が勢いよく真っすぐ上に伸びるようにとの思いが込められております。
写真は上から、万両、千両、南天です。万両や千両はお金を表す縁起物としてとされており、南天はその名前から「難を転ずる」という意味が込められた縁起物としての意味が込められております。いずれも共通していることは冬に赤い実が付き、1年中葉っぱの落ちない常緑樹であるということです。当園では彩りを添えるために、黄色の実の南天も添えて活けております。
門松では、竹の存在が圧倒的に目立っていますが、忘れてはいけないのが松です。こちらは、1年中葉っぱが茂り緑であることから、永遠の命を象徴し、神様が宿るとされています。
松竹梅という言葉の語順や、門松という言葉からもわかるように、門松の主役は松だと私は考えております。と、言いつつも写真に撮っていませんが。
このように門松には様々な縁起物が用いられております。
はままつフラワーパークの門松の展示は2017年1月9日(月祝)までとなっております。
また、年内の開園は12月28日(水)まで、新年は元旦より営業いたします。
皆様もぜ是非、はままつフラワーパークのスタッフの思いを込めた門松をご覧になってください。
そして、2017年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう、スタッフ一同、心よりお祈り申し上げております。
パーク管理課 河合