更新日:2016.09.18
温室の花 第7話
台風が近づいてきています。
最終的に東海地方のどこらへんを通るか分からないところですが、今回はしっかりと暴風対策をしないといけなさそうですね。
万全の対策をしておいて、それてくれるのを祈るばかりです。
屋外ではヒガンバナの仲間が咲いてきています。
梅園
花しょうぶ園
自然のことなので多少の早い年、遅い年があるのですが、今年は文字通りお彼岸に咲く花となりました。
白と赤のコントラストがとってもきれい。
さて、温室の中。
9月26日の夜から展示替えが始まりますので、今回の「ブラジルの風」はあと1週間ほどで終わりになります。
最初(6月ごろ)の時と比べると植物を植え替えたんじゃないかと思うほど、それぞれが大きく育ち、展示の様子が変わってきています。
そのほかの温室の中の見頃の花です。
メガスケパスマ エリトロクラミス(Megaskepasma erythrochlamys)です。
木の上がメラメラと赤く燃えているみたい。
赤桃色のが苞(ほう)で、中からちょろちょろ出ている白いのが花です。
花は終わっても苞は残りますので、しばらくはきれいな色が楽しめそうです。
カフェを通り過ぎ、メキシカンガーデンへ向かう途中のアーチ裏側にあります。
この木を通り過ぎて、振り返った方がきれいな姿が見られます。
この近くではイランイランの花がたくさん咲いていて、昼でもふわっと香ってきますので、そちらも感じてみてください。
ゴールデンシャワー(Cassia fistula)がいい位置に咲いています。
7月ぐらいから咲いていて、もう終わりの方ですが、バリガーデン入口手前で見上げるとまとまって咲いてきれいなので、お知らせしておきます。
普通に歩いてたら素通りしてしまいますから。
バリガーデンのスイレンの池の脇で、ウツボカズラ(Nepenthes cv.)の花が咲いています。
そう、これが食虫植物の代表格、袋を葉の先につるさげて虫を待つウツボカズラの花です。
ウツボカズラは雄花の株と雌花の株が違う雌雄異株(しゆういしゅ)で、こちらは雄花です。
グロテスクな袋を持つ植物とは思えないくらいの小さくてかわいらしい花を咲かせます。
ウツボカズラの魅力である虫を捕まえる袋は見る機会もあると思いますが、花を見る機会はあまり無いのでは?
この機会にぜひ、お見逃しなく。
みなさまのお庭の花が無事であることを祈っています。
パーク管理課 徳増