更新日:2016.08.06
温室の入口の花
暑い日が続くようになりました。
園内のあちこちでスプリンラーが立ち並び、水やりに追われている毎日です。
みなさまも、お庭の植物たちが無事夏越しができるよう奮闘していることと思います。
まずは見ごろの花。
夏といえば、
ヒマワリ。花畑できれいに咲いています。
その隣の花畑では
ジニアが咲いています。
こちらもいい色しています。
では、温室の入口に展示している花たちを紹介します。
サギソウ(Pecteitis radiata)です。
その名の通り、サギが飛び立っている姿に似ているランの仲間です。
日本の湿地に広く分布していますが、開発や人為的な採集などにより、自然に生えているところは少なくなりました。
ナンバンギセル(Aeginetia indica)です。
自分では光合成ができないので、他の植物から養分をもらわないと生きていけません。
こういった植物を寄生植物といいます。
いるんですね。植物界にも寄生するのが。
ナンバンギセルはススキやイネなどの根につき、そこから養分をもらいます。
寄生ということはギブ アンド テイクではないので、くっつかれたススキやイネなどは弱ってしまいます。
紫がかったピンクの花をうつむき加減に咲かせるかわいい姿をしていますが、寄生された方にしてみれば大迷惑な存在です。
オジギソウ(Mimosa pudica)です。
教材などでも使われますから、みなさまもご存じのことでしょう。
植物がこれだけ早く動く姿に、古くから人は関心をいだいていました。
この動く仕組みは徐々に解明されてきましたが、難しいのでここではやめておきます。
不思議だなぁと思いながら、葉をお辞儀させてみてください。
でも、さわるのは少しにしてあげてください。
また、トゲがあるので気をつけてさわってくださいね。
さらに、続けて今度は温室の出口です。
レウコフィラム(Leucophyllum frutescens)が咲いています。
葉がシルバーでカラーリーフとしても楽しめ、花が咲けば、そのコントラストも素敵。
中央アメリカ原産の乾燥に強い植物ですので、水はけのよい土と風通しのよい場所を選べば、結構ほったらかしで育ちます。
フラワーパークでは夏の花がいろいろと咲いています。
そして、夏休みの特別イベントもいろいろ開催しています。
みなさまのご来園をスタッフ一同、心よりお待ちしております。
パーク管理課 徳増