更新日:2016.06.18
温室の花 第2弾
夏がやってきたって感じですね。
梅雨の合間の暑い日が続いています。
いきなりの日照りに植物たちもビックリして、うなだれてはいませんか?
植物も人間も急激な温度変化に準備ができていないようです。
自分とともに、植物にも、風通しを良くしてあげる、日差しが強すぎない場所に移動してあげるなど、涼しく過ごせる対策を。
花フェスタは終わってしまいましたが、フラワーパークで咲く花は終わってはいませんよ。
夏へ向けて温室の花たちが盛んに咲いてくれています。
大温室クリスタルパレス バリガーデンの花たちです。
上の左から順番にハイビスカス、トーチジンジャー、キングココヤシ(実)、ハイビスカス、アンスリウム、ヘリコニアです。
つづいて
バナナ‘アエアエ’(斑入りバナナ)に花がつきました。
だらりと垂れた実の赤ちゃんの先に花がついています。
これがだんだんと(段々に?)咲いていき、咲いた後の実は大きくなるにつれ、上に向かって反り返っていきます。
さて、しっかりと受粉してバナナの成長過程が見られるでしょうか?
バリガーデンの水が流れているところから観察できます。
同じくバリガーデン
ハメリア パテンスです。
細長くて1つ1つは目立たない花ですが、オレンジ色の花がいくつもついている姿は、熱帯感があふれています。
そして、この前紹介した花ですが、いくつも咲いてきたので再登場です。
イランイランノキです。
これほど僕が推す理由は・・・そう、香りです。
花はご覧の通り、葉と同じような色をしていて、さっぱり目立ちませんが、たくさん咲いてきたので木の下に立つと朝からでもほんのりと香りが漂ってくるようになりました。
夜になるにつれ、香りはもっともっと強くなります。
この甘くてエキゾチックな香りを楽しんでほしくて。
この花から取れるイランイラン油にはイライラを抑える効果(鎮静作用)とムラムラしてくる効果(催淫作用)があるようです。
インドネシアのある村では新婚初夜、ベッドの周りにこの花をまき散らす風習があるんですって。
おまけ
ジャボチカバの実が幹にたくさんつきました。
こんな鉢植えの木に、こんなにたくさんの実がついたのは初めて。
まだ花も咲いてますし、若い緑の実から熟した紫の実もあるし、しばらくはこの木で楽しめそうです。
ガーデンシアターのテーマ展示「ブラジルの風」も花が咲きそろい、株も大きくなり、より見応えが出てきました。
屋外ではアジサイがきれいに咲いています。
みなさまのご来園をスタッフ一同、心からお待ちしております。
パーク管理課 徳増