更新日:2016.06.09
温室の花たち
梅雨に入りました。
外ではアジサイが咲きそろってきました。
昼は太陽が顔を出すと気温がどんどんと上がり、夜の温度も20℃を超える時期となりました。
こうして、夏が近づけば、熱帯の花が次々と咲いてきています。
大温室クリスタルパレス内 バリガーデンでは
インドソケイ(プルメリア)の花が咲いています。
ハワイでは有名な花で、レイに使われます。
香りも強い花です。
ヘリコニア ロストラータです。
ちょっと遠い位置にあるので、こんな写真しか撮れませんでしたが、これからまだ下へと伸び、このカラフルなくちばしみたいなのが増えていきます。
いかにも熱帯らしい配色の花です。
以前に紹介したヘリコニア・ビハイとともにお楽しみください。
このほかにもバリガーデン内には、以前ご紹介したトーチジンジャーも開花中です。
つづいては大温室のガーデンシアター内です。
メディニラ マグニフィカで、フィリピン原産の花です。
正確にはまだ開花していませんが、見ごたえある変わった形をしていますね。
大きなピンクの傘状のものは苞(ほう)とよばれる部分で、そこからぶら下がってる花がこれから開いていきます。
バリガーデン南側入口手前に咲いています。
イランイランノキです。
葉と同化して、どれが花って感じの目立たない花です。
が、香りがとても強く、アロマテラピーの世界では有名な植物です。
でも、残念なことに熱帯の花のよくあるパターンで、夜に強く香るんです。
なぜって、花粉を媒介するのが蛾だからです。
子孫を残すためにそんな技を身に付けたのでしょうか。
夜間開園は12日で終わります。まだ咲き始めで香りはそれほど強くはないですが、夜間に来た際には、温室内のカフェ横にあるイランイランノキの花を探し、その近くで香りをかいでみてください。
その香り、分かるかな?
最後に月下美人です。
月下美人の名のとおり、夜に咲くのが本来なのですが、昼に咲くように数日前から開花調整して展示しています。
一夜限りの花ですので、朝咲かせたら夕方にはしぼんでしまいます。
なので、月下美人はつぼみをつけたのを開花調整し、うまく咲いた時だけの特別展示です。展示してあったらラッキー。
これから9月ごろまでちょこちょこ登場します。
温室入ってすぐのパティオかバリガーデンを北側から出たところか、他の鉢の展示の都合によりいずれかの場所に展示されます。
こちらもよく香る花で、本来は夜中香るのに、昼に咲かせちゃってるので、昼間によく香っています。
温室内の夏のディスプレーも植物が大きくなり、見ごたえが出つつあります。
花しょうぶも今が一番いい時です。
花フェスタ2016も残りあと数日。
みなさまのご来園をスタッフ一同、心からお待ちしております。
パーク管理課 徳増