更新日:2016.06.04

ハナショウブが見頃に!!

本日は土曜日ということもあって、多くのお客様にお越しいただきました。

曇り空のため、気温は高くなく、強い日差しでカメラに映るハナショウブの花の色が白く飛んでしまうこともありませんでした。

開花が進んできたハナショウブですが、ここ数日で一気に開花している株が増えてきたため、

本日より見頃としてご案内させていただくこととしました。

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ハナショウブは以前のブログで紹介させていただいたノハナショウブから品種改良された園芸品種です。

江戸時代末期から積極的な育種が始まり、今日までに非常に多くの品種が作られています。

品種はいくつかの系統に分けられ、代表的な系統は江戸系、肥後系、伊勢系の3系統です。

当園で栽培されている代表的な品種を紹介させていただきます。

江戸系

池や田んぼに植えられ群生美を楽しむように改良された品種です。花姿がすっきりとしていて、草丈が比較的高いものが多くなっています。

切り花で出回っているのはこの系統が多くなっています。花姿に対しての約束が特にないため、変化に富んだものが多くあります。

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葵の上(江戸系)

肥後系

江戸時代末期に江戸のハナショウブが肥後に移され、同地の嗜好に合うように改良されたものです。

鉢植えで咲かせたものを座敷に置き対座してその優劣を競ったといわれ、個々の容姿が重要視されています。

草丈は低いものが多く、花は豪華な大輪で花弁は重なり合い程よく垂れていることが求められました。

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水天一色(肥後系)

伊勢系

江戸時代の終わりごろから三重県松坂で独自の発展を遂げた系統。

鉢植えを基本に改良され、狭い基準の下で改良がすすめられたため、こぢんまりとしているが、集団での栽培には変化が乏しく、迫力に欠けます。花弁は縮緬地で深く垂れています。

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津の花(伊勢系)

このほかに外国に渡って品種改良された外国系と呼ばれる系統の品種も植えられています。

外国系は、一般的にはボリュームのある大輪で、草丈も高いものが多くなっています。

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エンチャンテッド・スワン(外国系)

お気づきの方もいるでしょうが、どの系統の品種も花の中心が黄色をしています。

実はこれがハナショウブの特徴で、アヤメは花の中心が黄色に黒のラインの網目状、カキツバタは花の中心が白のV字型になっています。

残念ながら、アヤメやカキツバタはすでに開花時期が過ぎてしまっているので、比較はできませんが、知っているとちょっと自慢できますよ!!

はままつフラワーパークのハナショウブ園には約720品種ものハナショウブが栽培されています。

ぜひ、お好みの品種を見つけてみてくださいね。

ハナショウブの見頃のピークは来週の中旬頃、全体の見頃は来週末くらいまでになりそうです。

スタッフ一同、みなさまのご来園を心よりお待ちいたしております。

パーク管理課   河合

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