温室の見ごろの花　4/4

今日はあいにくの雨となりました。

雨の日の桜は色濃く見え、それもまた美しい風景です。

でも、雨が降ってると落ち着いて桜を愛でようという気にはちょっとならないかも。

そんな時には温室へ。

先日のブログ（4/1）でもお伝えした通り、ガーデンシアター内は植えてから数日がたち、花のボリュームが増して、一層見ごたえのあるガーデンになりました。

今回は、このガーデンシアター内で使われている植物の中で、人気の高い（よく質問のある）植物をご紹介します。

　　　

女性の方から圧倒的人気を誇る　ラナンキュラス　ラックスシリーズです。

「えっ、これがラナンキュラス？」と思う方もいるでしょう。

そう、ラナンキュラスといえば、八重の丸々とした花型が一般的ですが、このラックスシリーズは一重または半八重で、よく見ると花弁がテカテカ光っています。

これは生で見ないとよく分からない。

ちなみに品種名は左が「リキュア」、右が「ミノアン」といいます。

他にもテカテカ光っているシリーズが数品種植栽されています。

　　

高さもボリュームもあるので、よく目立ち、ガーデンの主役にもなります。

デルフィニウムです。

素敵な花ですので、家の庭にも植えたくなりますね。売ってるかどうかをよく聞かれます。

秋の終わりごろから冬にかけて苗が出回るので、その時に買って植えれば、4月下旬ぐらいから花が楽しめます。

　　

バラ　パティオヒットシリーズです。

室内でも楽しめるように開発されたコンパクトなバラで、ミニバラよりも花が大きいのが人気の秘訣です。

他にも数品種が植栽されていますが、僕の好みでこの2品種をチョイスしました。

左が「ラニ」、右が「ノバ」といいます。

ノバは色合いがかわいらしい。

で、ラニは、これ本来は完全にオレンジ色の花なんです。

でも、この写真には1株でピンクっぽいのや緑っぽいのが見られます。

温室だからでしょうか。あきらかに退色してるんですが、その変化がいい風合いを出しています。

そして、バリガーデンでは

今日、ヒスイカズラが低い位置でも咲いてくれました。

ちょっとベニノキの幹に隠れちゃってるんですが、横に回れば間近で見ることができます。

他の花には無い、このヒスイに似た色合いに、みなさま感動していかれます。

ブラウネアも咲いています。

熱帯魚のいるスイレンの池の向かいに植栽されていて、葉の陰から真っ赤な花が見られます。

さて、今日のブラックアイリスは

4輪が同時に咲きました。

美しい。かっこいい。

やっぱり花の色。一様に黒ではなく、ちょっと紫がかっていたり、茶色がかっていたり、そんな色の微妙なグラデーションと凛とした花型にじ〜っと見入ってしまいます。

再三言いますが、アヤメの花の命は短いものです。

この機会にぜひともご覧ください。

あららら、今日のブログは長くなってしまいました。

すみません。

こんなとこまで読んでくれてありがとうございます。

引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

みなさまのご来園をスタッフ一同、心からお待ちしております。

パーク管理課　徳増