更新日:2015.06.23
温室の花
今年はちゃんと梅雨らしい気候で、雨が断続的に降り、降らない日は蒸し暑く感じますね。
夏に向けて温度が上がり、大温室クリスタルパレス内の樹木たちが花を咲かせる季節になりました。
先月の展示替えで植え替えた植物たちも大きくなり、たくさんの花を咲かせ、色鮮やかなガーデンになりつつあります。
では、大温室クリスタルパレス ガーデンシアター内で咲いている花をご紹介。
オオバナサルスベリ(Lagerstroemia speciosa ミソハギ科)です。
東南アジア等の街路樹に使われる、生育旺盛でホントにサルスベリの大きいバージョンといった感じです。
この葉を煎じたお茶はバナバ茶とよばれ、健康茶として利用されています。
ボーダーガーデンで上の方を見てください。ピンクの花がたくさん咲いています。
ヤエサンユウカ(Tabernaemontana divaricata ‘Flore Pleno’ キョウチクトウ科)です。
花からはいい香りが漂います。といいたいところですが、残念ながら閉園してからの夜に強い香りを放ちます。
昼は香りが弱くなりますが、花に鼻を近づければどんな香りか分かりますよ。
カフェを過ぎてからあるアーチの近くに植栽されています。
食虫植物の1つサラセニア(Sarracenia サラセニア科)の花です。
8月の上旬に「食虫植物展」があり、このサラセニアの含めていろいろな食虫植物が登場しますが、そのころには花は終わっているので、食虫植物の花を見るのは主に今の時期になります。
このサラセニアは本体も変わっていますが、花も変わっていますね。
カフェ横、ヤエサンユウカの向かいに展示しています。
左がヤコウカ(Cestrum nocturnum ナス科)、右がアメリカバンマツリ(Brunfelsia americana ナス科)です。
どちらも強い芳香を放つ花ですが、これまた夜の方がよく香る花です。
メキシカンガーデン入口へ向かう右側に植栽されています。
温室以外では、まだまだアジサイもきれいですし、神聖な雰囲気が漂うオオガハスも咲いています。
花フェスタは閉幕しましたが、咲いている花はたくさんあり、蒸し暑いとはいえ、まだ吹く風は涼しく、自然の中を散策するにはいい季節です。
みなさまのご来園をスタッフ一同、心からお待ちしております。
パーク管理課 徳増