更新日:2015.04.17
アオイ特別展示
今年は徳川家康公の薨去から400年。
県内各地で「徳川家康公 顕彰四百年記念事業」が行われます。
はままつフラワーパークでも、徳川家康公の命日にあたる今日、「葵の御紋」のモデルとされるフタバアオイを中心に、アオイの仲間コレクションが展示されました。
大温室クリスタルパレス内のサボテンの部屋へ行く手前に展示されています。
花フェスタが閉幕する6月15日まで展示される予定ですが、期間中、展示されている植物は多少の変更があります。
フタバアオイ
フタバアオイは日本の固有種で、本州から九州の山林内に生育しています。
葉の形はハート型でチャーミングかと思いきや、表面がごわごわしてて、男らしさもあります。
これがフタバアオイの花です。
葉の下に小さく咲いていて、さっぱり目立たない花ですので、下からのぞいてみてください。
アオイつながりのカンアオイも展示しています。
他にも日本名で【アオイ】と名のつく植物がズラリと並んでいます。
徳川家康公は花好きとしても知られていて、サクラソウ(19日まで展示プラザにて展示)やオモトなどに思い入れが深かったようです。
その花好きは代々受け継がれ、2代将軍秀忠はツバキ、3代将軍家光は盆栽が好きだったことが知られています。
そうした園芸ブームは江戸中期〜後期でも再三おとずれ、数々の古典園芸植物が生まれました。
日本では大きな庭が無くても植物を観賞できるよう、鉢栽培で楽しむ文化が発展しました。
庭いっぱいのお花もいいですが、この機会に、1つの植物をじっくり鑑賞する良さを見直してみませんか?
みなさまのご来園をスタッフ一同、心からお待ちしております。
パーク管理課 徳増でした。