更新日:2015.02.25
早咲きの桜
ここ数日、暖かい日が続いています。花粉の飛ぶ量が多くなったのと同じように、ウメや早咲きの桜はどんどん花開いています。
昨日、うちの娘がツクシとホトケノザを採ってきたのを見て、そうだ、園内でもいろんな春の花が咲いている時期になったんだと思いつき、昼休みに散歩にでかけました。
日ごろの業務に気を取られていると、ついつい足元を見過ごしてしまうんです・・・。
上の写真は早咲きの桜が咲いている付近で見つけたものです。
左より、オオイヌノフグリ、ハナナ、ツクシ(スギナ)です。
他にも
オオキバナカタバミです。オキザリスの仲間で、桜の下に咲いていて、ハナナとともに桜を引き立てています。
では、只今園内での主役の1つ。早咲きの桜たちの紹介です。
舘山寺桜です。
沖縄のカンヒザクラのタネをまき、今の時期に咲く(本来の時期より早く咲く)個体を選抜したものです。選抜した当時、早く咲くものがいくつかあったため、舘山寺桜はその総称で、それぞれの個体によって花色等がちょっと違います。
この写真の舘山寺桜は、中でも一番初めに咲く桜で、花色が淡く、葉も一緒に出てくるのが特徴です。ローズガーデンのすぐ南側にあり、現在満開です。
雛桜(古里桜)です。
当園の初代園長の古里和夫博士によって作出された品種で、チュウゴクミザクラとカンヒザクラとの交配によって生まれた桜です。
雛祭りのころに満開になることから、当初は雛桜と名づけられましたが、既にヒナザクラという桜があったため、今では古里桜という名前になっています。でも、フラワーパークでは古里元園長が名づけた名前を尊重し、雛桜とよんでいます。
現在、ローズガーデン入口付近のものがほぼ満開で、お客様を楽しませてくれています。
他にも、園内には熱海桜(満開)や河津桜(1分咲き)が咲いています。
そして、フクジュソウも今は
こんな感じで、一番の見どころとなっています。
これから、湊桜、椿寒桜、初御代桜、雛八丈、カンヒザクラなどなどの桜が咲いてきて、大御所の染井吉野へとバトンをつないでいきます。
この時期、ワクワクしてきますね。
みなさまのご来園をスタッフ一同、心よりお待ちしております。
パーク管理課 徳増でした。