更新日:2014.06.06

花しょうぶみごろに

「浜名湖花博2014」も残すところ、あと1週間になりました。

今日も、雨上がりの日曜日ということで、園内は多くのお客様で賑わっています。

この梅雨の季節、雨に合う植物、花しょうぶとアジサイが見ごろを迎えました。

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花しょうぶはノハナショウブの変異したものから、改良に改良が重ねられてできた栽培品種群です。

江戸時代に育種、栽培のブームが高まった古典園芸植物の1つでもあり、主に栽培が盛んだった地域により、江戸系、伊勢系、肥後系といった系統に大きく分かれ、他にも長井古種、外国種、キショウブとの交雑種などがあります。

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潮来(江戸系)           都錦(肥後系)         浪花津(伊勢系)

それぞれの系統に特徴があります。

江戸系・・・花しょうぶ園を丘や土手など、上から見下ろした時の全体美を演出するために作られたものが多く、

      比較的背が高く、平咲きのものが多い。

肥後系・・・江戸系の品種が室内鑑賞向けに改良された系統で、大輪の豪華さに加え、全体的にバランスのとれた        風格が兼ねそなわっている。

伊勢系・・・伊勢の松坂地方を中心に、同じく室内での鉢植え鑑賞を目的として改良された系統で、ちりめん状の

      花びらが深く垂れ下がり、花と葉のバランスを重視した品格がある。

また、当園で改良されたキショウブとの交雑種「浜名湖の光」もあります。

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浜名湖の光

他にも

ローズガーデンの奥ではアカンサス・モリス(Acanthus mollis)が咲いています。

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Topix

昨日、花みどり館2階で、花育実践者向けにセミナーが開かれました。

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全国花育活動推進協議会が主体となり、元川口短期大学教授の丹伊田先生の講演のあと、みんなで「芝ぼうや」作り(当園では芝小僧とよんでいます)を体験しました。

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近年、花育という言葉が使われるようになりました。

植物には生命があり、それを育てることから、成長を見守るよろこびと達成感が得られます。また、それを失敗したとしても、「ごめんね」の気持ちから、何でうまくいかなかったのだろうという疑問が生まれ、調べたり、聞いたりする。

それが、学びにつながります。

植物にはいろいろな可能性がありますね。

みなさまも「浜名湖花博2014」を楽しみ、植物のパワーを持ち帰っていってください。

みなさまのご来園をスタッフ一同、心よりお待ちしております。

パーク管理課 徳増でした。

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