更新日:2014.06.03
花しょうぶが咲いてきました
今日、ヨルダン駐日大使夫人が来園されました。
大使夫人は10年前の浜名湖花博にも訪問され、今回の花博は再訪になります。
その折に、浜松市との友好の証としてブラックアイリス(Iris nigricans)の球根を寄贈していただきました。
ブラックアイリスはヨルダンの国花に指定されていますが、自然に咲いている姿は現地の人に案内してもらわないと分からない、日本の桜とは違って、そこらへんで見られるものではないようです。
そんな、とっても貴重な植物の栽培を温室班が託されました。
今年は日本とヨルダンとの国交樹立60周年であり、現国王の在位15周年という祝祭の節目の年のようです。
そんな記念すべき年にいただいた貴重な友好の懸け橋・・・決して枯らすことのできない・・・プレッシャーです。
来年の4月に花が咲き、皆さんにお披露目できる予定です。
さて、花しょうぶがだんだん咲いてきました。
現在5分咲きです。
6/1のブログでもふれましたが、花しょうぶは日本や朝鮮半島などを原産とするノハナショウブ(Iris ensata var.spontanea)を元に、交配、育成された園芸品種群です。
これがノハナショウブです。
こんなシンプルな花から、あんないろいろな形や色の花ができるなんて、日本の花しょうぶ育種の歴史、苦労が物語っています。
フラワーパークでは700品種以上の花しょうぶを栽培しています。
花しょうぶ園の風情あふれる全体美も必見ですが、それぞれの品種による花の違いを見ていくのも、おもしろいものですよ。
そろそろ東海地方も梅雨入りでしょうか?
花しょうぶとアジサイの季節がやってきましたね。
みなさまのご来園をスタッフ一同、心からお待ちしております。
パーク管理課 徳増でした。