更新日:2014.05.25
初夏の花木たち
今日は午後から蒸し暑い日となりました。
今日も大勢のお客様がご来園され、温室内も大混雑です。
こう暑くなってくると、温室内カフェでは、自慢のソフトクリームが大人気。
行列でご迷惑をおかけしておりますが、引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
まずは、今日のローズガーデンの1シーンです。
では、今咲いている花木のご紹介。
いろいろと面白いものが咲いています。
ニオイバンマツリ
Brunfelsia australis ナス科
その名の通り、植栽されている一帯には甘い香りが漂っています。
咲きはじめの花は紫で、だんだん白になりますが、青紫色の花と白色の花が混在している姿はとても爽やかで、人気のある花木です。
寒さにやや弱いのですが、ここ浜松では特別な保護が無くても越冬するので、庭先でもよく見かけます。
フラワーパークでは、花みどり館から芝生広場へ下りる坂の途中に植栽されています。
ウツギ
Deutzia cremata アジサイ科
茎が空洞なので、空木(うつぎ)とよばれます。
卯の花とも呼ばれ、5月(旧暦の卯月)の代表的な日本の花です。
日本庭園から花しょうぶ園にかけて主に植栽されています。
シルバープリベット
Ligustrum sinense ‘Variegatum’ モクセイ科
葉に斑が入っている品種で、常緑なので、花がない時期でも楽しめ、近年、ご家庭でもよく植えられるようになりました。
とても丈夫で、花には香りもあります。
大温室クリスタルパレス前のコンテナに植えられています。
ブラシノキ
Callistemon フトモモ科
オーストラリアには変わった木がたくさんありますね。
オーストラリアに分布する、ホントにブラシのような花が飛び出ているブラシノキです。緑化資材として、近年、公園やご家庭に植えられるようになりました。
写真は‘キャプテン・クック’という品種で、あまり丈が大きくならない種類です。
ブラシノキはクリスタルパレス前ウッドデッキステージ周辺や芝生広場南側に植栽されています。
スモークツリー
Cotinus coggygria ウルシ科
木からモクモク煙が出てるような花を出すケムリノキ(和名)です。
正確には花ではなく、花後に出てくる花柄とよばれるものが伸びて、モクモク感を出しています。
写真は‘ゴールデンスピリット’という品種で、葉がライムグリーンの色をしています。他にもスモークツリーには銅葉の品種があり、ガーデンのアクセントとしてもよく使われます。
大温室クリスタルパレス周辺に植栽されています。
さらに、もう1つ。
今日から6月1日(日)まで、展示プラザにてサツキ展が開催されています。
趣味家の方々が丹精込めて作った、色鮮やかなサツキの盆栽をお楽しみください。
ここぞとばかり、長々とすみませんでした。
メインの花々だけでなく、少量ですが、こういった花たちも咲いていますので、ご来園の際には足を止め、目を留め、楽しんでいってください。
みなさまのご来園をスタッフ一同、心からお待ちしております。
パーク管理課 徳増でした。