更新日:2014.04.18
イペの花が見ごろです
数日前、半袖でも過ごせるぐらいの暖かさになったと思えば、今日また冷えてきました。
午後には風も強まって、園内は八重桜の桜吹雪が舞い踊りました。
パーク管理課 徳増です。
桜が咲いたら、今度はこの花。
ブラジル人にとっては日本の桜を楽しむのと同じ感覚なのでしょうか?
ブラジルの国花キバナイペ(Tabebuia chrysotricha ノウゼンカズラ科)が見ごろを迎えてます。
コロンビアからブラジルにかけて分布する10m以上にもなる高木なので、黄色の花がとっても良く目立ちます。耐寒性はあまり無いのですが、浜松の温暖な気候で、今や立派な成木になり、毎年きれいに花を咲かせてくれます。
ここ浜松はブラジルの方が多く住んでいるので、この時期、故郷を懐かしむようにこの樹を見に来られます。
こども広場へ行く園路沿い、芝生広場奥、滝見橋付近に植えられています。
そして、今日の園内の1コマです。
スマイルガーデンの後方には、鉢植えのフジがきれいに咲いてます。
「これ、最近植えかえたの?」とリピーターのお客様に聞かれるぐらい、宿根草たちが次から次へと顔を出し、日を追うごとに変化しています。
ホントにスマイルガーデンは魔法のようなガーデンです。
また、山沿いでは、いろいろなツツジ類が咲いています。
サクラツツジ
(Rhododendron tashiroi ツツジ科)
高知県や九州南部、沖縄などに分布する常緑のツツジです。
淡いピンク色の花なので、桜色ということでこの名前がついているようです。
太鼓橋東側に植栽されています。
フジツツジ
(Rhododendron tosaense ツツジ科)
四国や九州などに分布する半落葉性のツツジです。
樹高もそれほど大きくはならず、全体的に優しく、繊細なイメージのツツジなので、メンツツジ(雌ツツジ)ともよばれています。
サクラツツジの南側に植栽されています。
浜松茜(はままつあかね)
フラワーパークで作られたツツジです。
先ほど紹介したサクラツツジと大型で落葉性のオンツツジとをかけ合わせてできました。両親の特徴を見事に継承した見ごたえのあるツツジです。
ミニガーデンの東側に植栽されています。
さらに、今咲いている桜のご紹介。
八重桜も桜吹雪で、もう終わりに近い桜ばかりだろうと思ってた方、まだありますよ。
2月より続いてきた桜リレーのアンカーです。
兼六園菊桜(けんろくえんきくざくら)
まるで、菊の花のように花びらが何枚も重なる桜です。
この兼六園菊桜は花びらの数が、何と300枚以上あるようです。
とても僕は数える気になれませんので、そう書かれている本を信じます。
花しょうぶ園南側に、他の菊桜とともに植栽されています。
これから藤棚のフジが咲くのが楽しみですね。
これから先も見どころいっぱいです。
みなさまのご来園をスタッフ一同、心よりお待ちしております。