更新日:2014.03.10
春が近づいてきました
寒のもどりってやつですね。今日の朝は冷え込みました。
これで桜のつぼみも止まってしまったかな?
でも、フラワーパークのあちこちでは色々な花が咲いてきて、春の足音が聞こえてきています。
クリスタルパレスのフラワートレイン停留所近くでは
シャクナゲモドキ(Rhodoleia championii マンサク科)が咲いています。
中国南部などの暖かい地域が原産で、屋外でこれだけ大きいのは、なかなかありません。
すみれ橋から噴水とは反対方向を見ると、ピンクのきれいな桜が咲いています。
サクラ ‘雛八丈(ひなはちじょう)’です。
前回の「花の見ごろ情報」で紹介した古里桜(雛桜)に八丈島のオオシマザクラをかけあわせて出来た桜で、これも当園で作出された桜です。
花は小さめですが、この時期のピンク色の花には目を奪われます。それに、この桜は樹形がきれいで、個人的にお気に入りの桜です。
そして、ツツジも咲いています。
当園には数十種類の野生のツツジが植えられていますが、その中の先頭を切って咲き始めるトサノミツバツツジ(Rhododendron dilatatum var.decandrum ツツジ科)です。
四国や紀伊半島などに分布しているミツバツツジの仲間で、ミツバツツジとは雄しべの数が違います。
原種ツツジ園の東側で満開になっていますが、その場所へ行くと、そこだけピンク色に染まっているので、すぐに分かります。
こちらはパッと見ただけじゃ分かりません。でも、下をむいて歩いていると、地面から濃いピンク色の花がニョキッと出ているので、なんだこれはと目にとまります。
ショウジョウバカマ(Heloniopsis orientalis ユリ科)です。
赤い花を猩々、葉の部分を袴に見立てて、このような名前が付いたようです。
フクジュソウが咲いている桜園の一角と、花しょうぶ園からこども広場へ上がる途中などで見られます。
そして、春を代表するツクシです。
ご存じ、庭や畑のしつこい草「スギナ」の胞子茎とよばれるものです。
つまり、スギナは胞子を飛ばしても増えるし、地下茎を伸ばしても増えるしで、有名な雑草だけのことはあります。
この後が怖いですね。わあ、ツクシがいっぱい生えてるって、子供のように喜べないのが悲しい・・・。
他には、サンシュユ、スイセン、トサミズキなどの黄色の花も次々と花開いてます。
「浜名湖花博2014」開幕(フラワーパーク会場)まで、あと10日となりました。
急ピッチで展示準備、植栽を進めています。
フラワーパークは17日(月)〜20日(木)の間、浜名湖花博準備のためお休みします。
今週中には少し早い春を楽しみに、そして、21日(金)からは一大イベントとチューリップを楽しみに、ぜひ足をお運びください。
パーク管理課 徳増でした。