更新日:2013.07.15
水辺では
旧暦のお盆になりました。
お盆といえばハスの花。
水鳥の池では「大賀蓮」が咲いています。
ハスはレンコンを食べることでよく知られていますが、宗教とも深い関わりがあるのもご存知のことと思います。
お寺へ行くと、仏様の両脇などにハスの花や葉が見られたり、死んだあと極楽浄土へ行き、同じ蓮の花の上に生まれ変わるという「一蓮托生」の語源にもなっていたり。
泥の中からスーッと伸び、ぽっと美しい花を咲かすことや、高貴なイメージのするあの香り、透明感のある花びらと色合いなど、神秘的な要素がたくさんあり、宗教と深い関わりがあるのも分かる気がします。
そんなイメージも加わり、ハスの花を見ていると心が洗われ、清らかに。ずっーと眺めていたい・・・・。
おっと、仕事、仕事
フラワーパークでは大賀蓮だけでなく、花を観賞するために改良された「ハナハス」を約80品種ほど水鳥の池に展示してあり、そちらも咲き始めています。
ハスの花1つは4日の命。
その間、開いたり、閉じたりを繰り返しますが、1日目は残念ながら開園前に閉じてしまいます。2日目、3日目でも午前中には閉じてしまいますので、ハスの花を観賞される方はお早めにお越しください。
ちなみに4日目は、外の花びらからヒラヒラと落ちていきます。
そして、水鳥の池周辺でハスの花と一緒にお楽しみいただけるのは
ハマボウ(Hibiscus hamabo)です。
関東以西の日本などに自生する3mぐらいになる木で、海岸や河口付近でみられます。最近では庭園樹として使われているのも見かけます。
ハイビスカスの仲間なので、一日でしぼんでしまう花ですが、次から次へと咲いて、7月中は花が見られると思います。
サルスベリ(Lagerstroemia indica)です。
中国南部原産の夏といえば、この花。
漢字で百日紅と書きますが、「百日ぐらい咲いてるよ」というぐらい開花期が長いので、夏の花としてとても重宝します。
この水鳥の池周辺にあるサルスベリは開花が早い品種で、メインは8月に入ってからになります。
ちなみに、サルがすべるぐらいに幹がなめらかいうことで、実際のところ、サルは登れるそうです。
夏の花を楽しんで、園内を散策される際には、熱中症対策を忘れずに。
みなさまのご来園を、スタッフ一同心からお待ちしております。
パーク管理課 徳増でした。