更新日:2013.07.14
猛暑は涼しい温室で
梅雨が明けたかと思えば、暑い日が続き、あちこちにスプリンクラーを設置しては動かしの、潅水に追われる日々がやってきました。
昨日少しだけ、どしゃ降りの雨が降り、ここ数日風が出て、少しはマシになりましたが、潅水の手を完全に緩めるほどではありません。
思い起こせば、屋外のジャカランダは今年も花が咲かないどころか、枝先の枯れがひどく出たほどの厳しい冬を過ごしました。そして、ここにきて、連日ニュースになるほどの猛暑続き。
人も植物もこの大きな環境の変化は、まいってしまいますね。
徳増です。
でも、大温室クリスタルパレス内は意外と涼しく感じると思います。
ガーデンシアター内はシェードがかけられ、数か所の送風口から風を送っていますので、炎天下の外よりは涼しく感じられると思います。
そんな大温室クリスタルパレス ガーデンシアター内ではナンバンサイカチ(Cassia fistula)が咲いています。
英名をゴールデンシャワーといって、葉の間から金色の花がシャワーのように垂れ下がっています。
樹のいろいろな部分が薬用として使われ、タイの国花でもあります。
また、バリガーデン内では、ヘリコニア・ロストラータ (Heliconia rostrata)も咲いています。
鳥のくちばしのような変わった形、そして派手な色彩。まさしく熱帯の花。
もう少し咲き進むと、もっと長く垂れ下がります。
前回紹介したヘリコニアと同様、赤と黄色のくちばしみたいのは「苞」とよばれる部分で、下からのぞくと、花がちょろっと見えます。
ガーデンシアター内の夏展示は、花がぐんぐん大きくなっています。
他にも外には
ムラサキナツフジ(Millettia reticulata)。
大温室クリスタルパレス東側のチューチュートレインが周る、ロータリーに植えられています。
フジという名前が付いていますが、よく知られているフジとはちょっと違い、花が立ち上がって咲きます。
アガパンサス(Agapanthus sp)。
管理事務所から芝生広場へ下りる坂の途中に植えられています。
最近ではご家庭の庭でも見かけるようになりました。
そして、ひまわり畑では、暑いのなんてなんのその。咲き誇ってます。
みなさん、熱中症には十分注意して、夏の花をお楽しみください。
みなさまのご来園をお待ちしております。