更新日:2013.05.29
日本の花
昨日、梅雨入りが発表されました。
アジサイや花しょうぶにとっては、恵みの雨になったと思います。
木々に囲まれた中にある野生アジサイ園。そこに咲くヤマアジサイは、午後からの雨でより一層、日本の風情を醸し出してくれています。
そう、これからは日本産まれの植物の季節。
公園などでよくみられる、いわゆる西洋アジサイは日本原産のガクアジサイがヨーロッパに渡り、派手な装いで帰ってきました。
花しょうぶは、日本ほかに自生するノハナショウブが改良されてできた園芸種の集まりです。
梅雨、そして、日本の植物。日本の風情を満喫するのは・・・・・ 今でしょ。
パーク管理課 徳増です。
もう1つ日本原産の植物が咲き始めました。
ササユリ (Lilium japonicum)です。 場所はこちら → 園内Map (2 – H)
淡いピンク色の花に、清楚なたたずまい。 いかにも日本らしい?
ササユリも近年、生育地がだんだん減少しているようです。
フラワーパークでは、もともと、この地に生育していたササユリを、草刈りのときには傷つけないように細心の注意をはらい、開園以来保全してきました。
郷土の植物を守るのも、植物園の大切な役割の1つです。
このササユリの近くにはこんな花も
マルバサツキ(Rhododendron eriocarpum)です。
2月ごろから始まっている園内ツツジリレーのアンカー的存在で、山の片隅をピンク色に染めています。
現在、花しょうぶは早咲き品種が咲いていて、アジサイは次々と色づき始めているところです。
今回紹介した植物たちも、花しょうぶ、アジサイと一緒にご覧になっていってください。
みなさまのご来園をスタッフ一同、心からお待ちしております。