原種ツバキ２種

皆さん、こんにちは。

季節は晩秋へとうつろい、浜松などの平地でも紅葉が見頃の季節になってきました。

園内ではモミジなどの紅葉のほか、サザンカやツワブキが見頃を迎えてきています。

はままつフラワーパークでは外国産の原種ツバキが幾つか植えられていますが、そのうちグランサム椿と

ベトナムユチャが見頃を迎えてきたのでご紹介します。

グランサム椿は香港固有種の常緑小高木で、椿園のエレベーター橋下とこども広場南斜面に植えられています。花は白色の大輪で、大量にある黄色いおしべがとても印象的で見ごたえがあります。この花の蕾はこげ茶色の苞に覆われているので、いつも「蕾が枯れちゃったよ～」って言われてしまいます。各地の植物園などでも見られますが、露地で当園の様に大株に育っているものはなかなかありません。

ベトナムユチャは名前のとおりベトナム原産のツバキで、種子から油を取る目的で中国からベトナムにかけて広く栽培されています。こども広場南斜面に植えられています。原種サザンカによく似た白花を咲かせますが、こちらの方がやや大輪な感じがします。現地では実付きが良いそうですが、日本国内で栽培された木にはあまり実がつかないようで残念です。

園内ではイルミネーション開園に向けての準備が着々と進んできています。今日はクリスタルパレスでクリスマスツリーの立て込みがありましたよ。

まだまだマスクが手放せない今日この頃ですが、皆様体調には十分お気をつけて、晩秋のフラワーパークへぜひお越しくださいませ。スタッフ一同心よりお待ちしております。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　パーク管理課　田中