大温室内夏の展示

浜名湖花博2024では多くのお客様に楽しんでいただき、園芸スタッフとしてもうれしい限りです。

大変忙しく過ごさせていただき、大温室内の変化をなかなか伝えられず、もどかしく思っていました。

お祭りも終わり、通常に戻った今、温室内の様子をたっぷりお伝えします。

 

5月後半に植え替えたこのガーデン。小さかった株も大きくなり、花もどんどん咲いてきました。

大きなビカクシダがアーチの上から皆さまを歓迎しています。

今回のテーマは「涼を求めて」。

緑に包まれた空間で、植物が出すマイナスイオンを感じてください。

このガーデンの中央の部分は花博中イベント用のステージになっていました。

花博閉幕後にステージを撤去して植栽を追加。

さわやかな風が吹いていそうな海辺に近くのガーデンをイメージしました。

 

このテーマガーデンは9月16日（月・祝）までの展示です。

 

他にも大温室内にはこんな花が咲いています。

イランイランノキの花が咲きました。

アロマや香水などの香りの世界では有名ですが、東南アジア原産で暖かい地方の花なので、なかなか実物の香りをかくことができず、知っている方には「いつ咲くの？」とよく聞かれます。

今です。今咲いてます。

結構咲いているのですが、写真でお分かりのように花の色は緑色。葉と同化して説明なしに咲いているのが分かる方は稀。さらに、夜によく香るので、日中にイランイランの香りがすると分かる方も稀。これから10日間ぐらいは、木の上部を見て花を探して、そして、木から少し離れたところで集中して香りを感じてください。

もしかすると、園路沿いに摘んだ花を置いているかも。あったらラッキー。生の花の香りをかいでみてください。

（枝葉に隠れて園路から見えないところに、いい状態の花が咲いていたら摘んで木の近くに置いておきます。常に採れる花があるとは限りません。ご了承ください。）

イランイランノキは大温室ガーデンシアター内カフェ近くにあります。

 

バリガーデンには

ヘリコニア　ロストラータやヘリコニア　ビハイが咲いています。

いかにも温室らしい、熱帯の花ってかんじ。

そして、

プルメリアも咲いています。（スイレンがある池のほとり）

ハワイでは有名な花ですね。

これから夏本番。今年も暑い夏になるのかなぁ。

大温室内はシェードがしてあるし、風を送っているので、真夏のあっつい日は意外にも温室内の方が涼しいと感じます。今回は視覚的にも涼しさを感じるガーデンだし、温室内のカフェでは、花博で爆売れしたローズソフトやかき氷も販売しています。

さらに7月、8月はフラワーパークの入園料はタダ。夏は気軽に温室へ遊びに来てください。

皆さまのご来園をスタッフ一同、心からお待ちしております。

パーク管理課　徳増