更新日:2020.07.10

雨続きには温室で

今年は本格的な梅雨、を通り越して豪雨。降りすぎ。

まだまだ雨は続くようで、被災された方には心からお見舞い申し上げます。

ここまでの雨、湿気は経験がなく(と思う)、花は痛み、倒れてしまうので、雨間をぬってメンテナンスの毎日です。

あと、バックヤードの通路には異常なほどにコケが生えてきて、滑る。気をつけないといけません。

湿気はどうしようもありませんが、降雨による被害は受けない温室ではいろいろな花が咲いてきました。

大温室クリスタルパレス ガーデンシアターの様子です。

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5月下旬に植え替えたガーデンはボリュームが増し、花の数も増え、ちょうどいい頃合いになってきました。

加えて、バリガーデンではこんな花が咲いています。

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ヘリコニア ロストラータ(上)、ヘリコニア ビハイ(下)です。

日本の花では見られない色彩と花形。南アメリカなどに分布する植物ですが、そちらのお国のイメージ通りといったところでしょう。

オウムのくちばしに似ているとも言われますが、英名はロブスタークロー(ロブスターのつめ)。う~ん、なるほど。

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プルメリアの花も咲いています。他にも白い花も咲いています。

花の香りもよく、ハワイではレイで使われるなど、日本でも有名で、この花が好きな女性の方多いですよね。

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トーチジンジャーも咲いてきました。

花のアップだけの写真で分からなくてすみません。地面からすーっと出てきた茎の上にこのような花がつくので、まさしくトーチのよう。

残念ながら東京オリンピックは延期になりましたが、来年こそはオリンピックにちなんだ花で有名になれるかな?

あら、こう見たら赤ばかりなので、こんな色の花も

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黒・・・(-_-;) ブラックキャット(タッカ シャントリエリ)が咲いています。

東南アジアなどに分布していて、「ホント猫みたい」とこの不思議な形とネーミングに感心するのですが、英名はバットフラワー(コウモリの花)。

コウモリが羽を広げて・・・、う~ん、猫の方がしっくりくると思う私。

ちょっとさわやかな色の花もご紹介

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バリガーデンを出たところに鉢で展示しています。

チョウマメ(クリトリア、バタフライピー)です。

花を煎じると、透き通った青色のお茶になり、蝶豆花茶やバタフライピーといってハーブティーとして利用されるので、そちらでご存知の方も多いことでしょう。

つる状に伸びるマメなので、数年前から温室前のフェンスに這わしていて、寒さには弱く、毎年タネを撒いていますが、このチョウマメ、本来の色より薄い感じがします。

なので、これだけ1つで展示しています。

ところで、この花の形から何を連想しますか? 蝶?それとも・・・?

最後に緑色の花

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メキシカンガーデンに入る手前にはヤコウカ(夜香花)の花が咲いています。

文字通り、夜に咲いて夜に強烈な香りをさせる花で、満開の今は、朝、大温室のガーデンシアター内に入るだけで香ります。

もう、夜に入ろうものなら、ジャスミンの香りにもっと深く、コクを入れたような強い香りが漂っていて、匂いに酔うとはこのことだなと実感します。

昼間は分かる人には分かるかなといったぐらいでしょうか。

まだまだコロナによる不安が消えませんが、対策をしつつ、花から元気をもらっていただければと思います。

7月、8月は無料で開園しています。

パーク管理課 徳増

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