更新日:2020.04.24
休園中・・・花咲く植物たち ~温室編~
コロナの影響で休園中の園内-立て続けに温室の様子です。
先日のブログでお伝えしたとおり、大温室 ガーデンシアター内では展示替えをしています。
通常なら本日完成、明日から植物が新たに入れ替わったガーデンをお届けするところですが、ここぞとばかり周りの手入れもやっているので、まだ6割ぐらいしかやり終えていない状態です。
これは、入れ替えが終わったボーダーガーデン。
あんまり花が咲いてませんね。デルフィニウムやキンギョソウなど、まだつぼみのものを植えました。
GW用に用意してあったデルフィニウムはこちら↓
これ植えても、GW明けには花が終わりかけてしまいます。
ガーデンに植えてもいい状態をみなさまに見ていただけないので、先日のブログでもお伝えしたように、エントランスの外に展示していますが、それも一部。
日本中、いや世界中で、育てたけど使われない植物たちがたくさんいるのが現実です。
こういったSNS等でみなさまに見ていただくしかないのかなぁ?
後方に並んでいるのは白のコチョウラン。これもコロナの影響によるものです。
当園の売店にコチョウランを卸している「株式会社リーフ」さんより、どうせ捨てられる運命にあるのだからフラワーパークで飾ってくれないか、ということで譲り受けました。
贈り物や式典などで使われるのが主なコチョウラン。これらも行き場を失った花たちです。
で、このコチョウランが来たのが休園の決まる3日前。
フラワーパークに来ても、まだ多くの人に見てもらえないコチョウランたち。
コチョウランは花が持つので、このまま休園の延長が無ければ、少しはみなさまに見ていただけるのですが・・・。
次はバックヤードで咲いたおもしろい花たちです。
これらも休園の延長が無ければご覧いただけるかもしれません。
「休園中だからって遊んでんじゃないよ」と怒られそうですが、ウサギゴケ(Utricularia sandersonii)をみているウサギです。
って、ウサギがメインじゃないのよ。かわいい花のご紹介。
ホントにかわいい花で、見てるだけで癒されます。
でも、これ食虫植物なんです。かわいい顔して、水面下では虫をパクパク。
南アフリカ原産で、地下茎についている捕虫袋で水の中の微生物を吸い込み、吸収しています。
こちらも食虫植物の花、サラセニア(Sarracenia)の花です。
何じゃこりゃ。おばけ?エイリアン?
花の構造は説明するとややこしいので、興味のある方は調べてみてください。
でも変わった形してますね。
サラセニアは北アメリカ原産で、和名を瓶子草というように、筒状に伸びる捕虫葉がお酒を入れる瓶子に似ています。
筒状の葉があるということは、そこに落ちた虫を吸収する落とし穴式の食虫植物です。
このブログで、少しでも花のパワーをみなさまにお届けできるよう、休園中でも咲いている花をどんどん紹介していきます。
1日も早く新型コロナ感染症が終息することを願って。
パーク管理課 徳増