更新日:2023.06.03
デイゴのあれこれ
みなさんこんにちは。
昨日から今日にかけては台風と前線の影響で各地にて大雨となりました。
災害なども多く発生しており皆さまがご無事であることを、また災害に見舞われた地域におかれましては早期復旧を
ただただ願うばかりです。
雨が過ぎ去った後も地盤が緩んでいて土砂災害等の危険がありますので皆様も身の回りの状況に応じて引き続き
どうかお気をつけください。
はままつフラワーパークでも小規模ながらも倒木等の被害があり、また大雨で地滑り等の恐れがあるため本日に限り
安全確認のため山林内や危険と思われる箇所は立ち入り禁止とさせていただいての営業をいたしました。
それに伴いフラワートレインの運休等、ご不便おかけして申し訳ございませんでした。
明日以降は通常通り営業いたしますのでよろしくお願いいたします。
そんな中ではありますが大多数の植物にとってはなんのその~といった感じで元気いっぱい♪
特にハナショウブ、アジサイは見ごろを迎えております。
園内各所にアジサイはありますがすみれ橋の横の花壇(エントランスから大温室へと向かうとすみれ橋手前の花壇)
で咲いているアジサイたちを紹介いたします。
どれも加茂荘花鳥園の作出品種であるアジサイたちです。綺麗に!豪華に!咲いてくれています。
ここからは個人的に好きなアジサイを2つ紹介したいと思います。
まずはこの‘小菊’。小さめではありますが可愛らしい花をつけます。
続いてミカンバアジサイ。
伊豆大島で発見されたガクアジサイで、名前の通り葉っぱを見てみるとミカンみたいな葉っぱです。
園芸アジサイの大きく縁がギザギザした葉っぱに見慣れている人からすると『なんだこれは!アジサイ…だよね?』
となるような面白い葉っぱをしています。
担当としての贔屓が多分に入りましたが…他にもいろんな品種のアジサイがいますので興味のある方はぜひ
この花壇を覗いてみてください♪
さて、前置きが長くなりましたがタイトルにあるようにデイゴの話へ入りたいと思います。
アメリカデイゴが咲いています!赤い花が目を引きますね。
こちらこども広場へと向かう道の脇が並木となっています。
あれ?これも同じアメリカデイゴ??と思いきや…この子はサンゴシトウです。
こちらは木下恵介の丘の芝生に沿っていって裏側を覗いてみると居ます。
確かに花の色も赤が濃いし形もちょっと違うかも!といった感じですが葉を見てみると違いがまたわかります。
2つを並べてみるとアメリカデイゴは丸みがあって、サンゴシトウは先が尖っていて菱形のようにも見えます。
このことからサンゴシトウは別名ヒシバデイゴとも呼ばれます。
実はサンゴシトウはアメリカデイゴ(Erythrina crista-galli )と同じくデイゴの仲間である
ヘルバケア(Erythrina herbacea)との人工交配種で1840年代初期にオーストラリアの園芸家
によって作出されたとされています。
ヘルバケアの葉がサンゴシトウと同じように先が尖るので葉はヘルバケアの形質が受け継がれているようです。
こうして植物の種類(種・品種)と特徴の違いを改めてみてみるとおもしろいですよね♪
植物の楽しみ方は様々です。自分に合った楽しみ方をぜひ見つけてみてください。
はままつフラワーパークで植物の楽しみ方見つけてみませんか?
皆さまのご来園をスタッフ一同心よりお待ちしております。
パーク管理課 手戸